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コンクリートのダイニングテーブルを買う前に、後悔しないために知っておくべきこと

さいきん人気が高まりつつあるコンクリートの家具、中でも一番注目されているのはダイニングテーブルではないでしょうか。

 

コンクリートのダイニングテーブルといっても実際に本物のコンクリートを使っているものは少ないように感じます。

 

単にグレー調でコンクリートぽい感じがでていればいいのなら何も気にせず気に入った物に決めればいいと思いますが。

 

そうではなく、コンクリートが醸し出す重厚感・独特な質感や雰囲気・高級感などに魅力を感じたならば、そこにはこだわって選びたいものです。

 

コンクリートテーブルを購入してから後悔しないために様々なコンクリートテーブルの特徴をまとめておきました。

 

 

コンクリートのダイニングテーブルを検討するときの注意点

 

”コンクリートのテーブル”と検索するとたくさんのテーブルがヒットして見ることが出来ますね。

 

ですが、その中にはコンクリート調のテーブルなども含まれており、本物のコンクリート素材を使用していないテーブルも多く見かけられます。

 

実際にコンクリート素材を使用した製品はコンクリート独特の雰囲気を持っています。

 

それ以外の素材でも、それぞれに特徴があり自分の好みに合った物を見つけるにはそれぞれの特徴を理解しておく必要がありそうです。

 

 

コンクリートのダイニングテーブル 色々な材質の種類があるみたいですがその違いは?

 

メラミン化粧板でできたダイニングテーブル

 

メラミン化粧板といわれてもピンとこない方のほうが多いのではないでしょうか、実はメラミン化粧板は広く普及していて私たちの日常生活の中でよく目にしている素材です。

 

キッチンの天板や扉洗面カウンター・家具・建具の表面材としてよく使われています。

 

その特徴はなんといっても頑丈な事でしょう、傷・汚れ・熱に強く日常の生活ではまず傷むことがありません。

 

その構造は簡単に言うと耐久性のあるプラスティックの板材でコンクリートの模様が印刷された化粧紙を挟んでいる感じです。

 

通常は鏡面のように光った感じが多いです、エンボス加工がしてあれば艶のないマットな感じにもなりますが、やはり素材が樹脂なのでプラスティック感がのこります。

 

特にメンテナンスをしなくても同じ状態を保ってくれるので、いつまでも手間なく綺麗に使いたい人にはもってこいの素材です。

 

 

シートを貼ったダイニングテーブル

 

ダイニングテーブルで使用されるのはオレフィンシートと呼ばれているシートになります。

 

私たちが日常目にするとすれば住宅のフローリングではないでしょうか、最近の一般住宅はこの素材でできた物がほとんどになってきました。

 

床材として使われるくらいなのでそれなりに耐久性がありますが、メラミン化粧板には劣ります。

熱には強くはないでしょう、タバコの火などですぐに焦げ目がついてしまいます。

 

印刷技術がすすんでいて質感なども再現され、フローリングなどパット見ただけでは区別がつかないくらいよくできていますが、それでもやはりビニール感はのこっています。

 

普段使いではお手入れをする必要はほとんどなく、熱々の鍋を直接テーブルの上に乗せないなど熱に気を付ければ十分です。

 

 

ポリエステル樹脂塗装

 

ポリエステル樹脂塗装と聞くとピンときませんが、テーブルの仕上げにクリアのポリエステル樹脂で塗装されているものは多いです、ピアノもポリエステル樹脂で仕上げ塗装してあります、昔はピアノ塗装と言う人もいて、丈夫で最高級な塗装という意味でつかう職人さんもいました。

 

塗膜が厚く硬度が高くて汚れにも強いのが特徴です。

長年使うと表面が白っぽくなってしまうこともあり、直すにはいったん塗装を全部剥がして塗りなおす必要があるので高額な費用がかかってしまうことも。

 

塗装とあるので、どのような方法でコンクリートを表現しているのかわかりませんが、コンクリート調なら多少表面が劣化しても気にならないかもしれません。

 

 

軽量コンクリートでできたダイニングテーブル

 

欧米ではコンクリートの家具は日本よりも早くからインテリアとして採用されていて、こちらは本当のコンクリートで作られているようです。

 

その特徴は型枠といって、板で実際にテーブルの形を型とってその中にコンクリートを流し込み、固まったら型を分解するという方法で作られていてます。

 

普通のコンクリートなので非常に重く移動させるにも小型クレーンが必要になるほどです、そのためほとんど現場施工になるようです。

 

軽量コンクリートとは骨材を軽量な物にすることによって、比重を小さくし軽くしたコンクリートのこと、軽くすることによってネットでも購入することが出来るようになったのではないでしょうか。

 

説明を読んでみるとごく細いクラックがなどががある場合があると説明がありました、これはまさにコンクリートの性質で乾燥してもわずかに伸びたり縮んだりすることによりできるものです。

 

コンクリートは多孔質なため特に汚れが付きやすいです、表面の仕上げでこれを防ぐ処置がしてあるかが大事になってきます。

普通は何かしらこの処置がされていますが、何も処置していない物もあるので必ず確認しましょう。

 

コンクリートを使用したテーブルなので重厚感・質感・高級感などを感じられるでしょう、でも重量がそれなりにあるのでその点が少し気になるかもしれません。

 

メンテナンスは表面の仕上げ方法で変わってくるのでよく確認しましょう。

 

 

左官仕上げのコンクリート

 

左官仕上げとは簡単に言うと、コンクリートを下地に鏝で塗って仕上げる方法のこと、代表的なものにモールテックスのテーブルがこの方法で作られています。

 

モールテックスはコンクリートテーブルの火付け役と言ってもいいくらい人気の左官材料でベルギーから輸入されています。

樹脂を混ぜることによってひび割れを防ぐ等、コンクリートの欠点を補いつつもセメントの質感を保つ優れものです。

 

下地を軽い材料にしておけばモールテックスは薄く塗って仕上げることが出来るので重量は重過ぎることはありません、それでも重厚感・質感・高級感などを感じられ、カラーバリエーションも豊富なのでとてもオシャレです。

 

表面の仕上げ方法も数種類あるので自分好みの物を選択できます、メンテナンスは表面の仕上げ方法でで変わってくるので、こちらも確認が必要です。

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